マッサージによるぎっくり腰の治療について

マッサージによるぎっくり腰の治療について:詳細情報

マッサージは、ぎっくり腰の急性期(発症後48時間以内)を除けば、有効な治療法の一つです。適切なマッサージを受けることで、以下の効果が期待できます。

1. 痛みと炎症の軽減

  • 血流促進: 軽いマッサージは、患部の血流を促進し、炎症物質の除去を促します。
  • 筋肉の緊張緩和: ぎっくり腰により緊張した筋肉をほぐし、痛みを軽減します。
  • トリガーポイントへのアプローチ: 筋肉の凝り固まった部分(トリガーポイント)を刺激することで、痛みを和らげます。

2. 可動域の改善

  • 筋肉の柔軟性向上: 緊張をほぐし、筋肉の柔軟性を高めることで、腰周りの可動域を改善します。
  • 癒着の予防: 炎症によって筋肉同士が癒着するのを防ぎ、可動域の制限を防ぎます。

3. 再発防止

  • 筋力の強化: 弱った筋肉を鍛え、腰痛を起こしにくい体づくりをサポートします。
  • 体幹の強化: 体幹を鍛えることで、背骨を支える力が強化され、ぎっくり腰の再発を防ぎます。

効果的なマッサージ方法

  • 種類:
    • 軽柔なマッサージ: 患部に負担をかけないよう、軽いタッチでゆっくりと行います。
    • ストレッチ: 筋肉をゆっくりと伸ばし、緊張をほぐします。
    • 指圧: ツボを押すことで、痛みを軽減します。
  • 部位:
    • 腰椎周辺: 腰椎の周りの筋肉を中心にマッサージします。
    • お尻: 梨状筋など、お尻の筋肉の緊張を緩めることも有効です。
    • 太ももの裏側: ハムストリングスなどの筋肉の緊張を緩めることで、腰への負担を軽減します。
  • 時間:
    • 1回あたり5〜10分程度が目安です。
    • 痛みが強い場合は、無理せず短い時間から始めましょう。
  • 頻度:
    • 1日1〜2回程度、症状に合わせて行います。
    • 痛みがひどい場合は、毎日行う必要はありません。

注意事項

  • **急性期(発症後48時間以内)**は、炎症が強くマッサージは避けてください。
  • 強い痛みがある部位や、熱を持っている部位はマッサージしないでください。
  • 自分でマッサージを行うのが難しい場合は、理学療法士やマッサージ師に施術してもらいましょう。

セルフマッサージ

  • 腰椎周辺:
    • 腰椎の両側にある paravertebral muscles(脊柱傍筋群)を、親指でゆっくりと押し揉みします。
    • 腰椎の棘突起(とげとげ)の間に指を当て、ゆっくりと押し上げるようにマッサージします。
  • お尻:
    • 梨状筋は、お尻のくぼみに位置する筋肉です。親指でゆっくりと押し揉みしたり、テニスボールを使ってマッサージしたりします。
  • 太ももの裏側:
    • ハムストリングスは、太ももの裏側にある筋肉です。手でゆっくりと揉みほぐしたり、ストレッチポールを使ってストレッチしたりします。

その他

  • 温熱療法:
    • 入浴やカイロなどで患部を温めることで、血流を促進し、痛みを緩和することができます。
  • 運動療法:
    • 痛みが治まってきたら、ストレッチや軽い運動をして、腰周りの筋肉を強化しましょう。
  • 生活習慣の改善:
    • 肥満や喫煙は、ぎっくり腰のリスクを高めます。生活習慣を見直すことも大切です。

ぎっくり腰は、適切な治療とセルフケアで早く治すことができます。症状がある場合は、早めに医療機関を受診し、医師の指示に従って治療を受けましょう。

 

カイロプラクティック・整体
背中の痛み
腰痛
首の痛み
肩凝り
ギックリ腰
慢性疲労
頭痛
片頭痛
O脚矯正
X脚矯正
姿勢矯正
猫背矯正
カイロプラクティック
整体
骨盤矯正
産後の骨盤矯正
側弯症
椎間板ヘルニア